精神科医 樺沢紫苑先生の【今日の癒しの言葉】から 280 運動すればうつ病予防になる。 |
2013/04/26(Fri)
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4月29日(祝)に、小堀修先生のセミナー「うつと人間関係のための認知行動療法 ~~能動的な人間関係を目指して~~を開催致します。
ブログは、⇒こちらをご覧下さい。 ちらしは、⇒どうぞこちらをご覧下さい。 ![]() 鮮やかな葉が一斉に現われています! 連休の予定を立てていらっしゃる方も多いと思います。 おうちでゆっくりしたいわ、と言う方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか? お天気が良くて、行楽地は混みそうですね。 では、近くの知らない道や街を歩いて探検なんていかがですか? 直感でどの道を選ぶかを決めて行く、こんなこと普段は時間に追われてなかなかできないですが、 時間にも、心にも、いつもより少し余裕が持てる時に、自分の歩きたい道を歩くなんて、素敵じゃないですか? 私は、歩いて、気に入ったお花屋さんや、カフェを見つけるのが得意です(*^_^*) Facebookで、精神科医 樺沢先生の【今日の癒しの言葉】に、280 運動すればうつ病予防になる、を見つけましたので、皆さんと共有したいと思います。 はじめは面倒でも、歩いてみると、その壮快さに気づかれると思います。 もし歩きだしてみて、辛いと思ったら、そこで止めても全然構いません。 調子が良ければ、もう少し歩いてみよう、と思えるようになると思います。 そのうちに、雨の日でも歩かないと気持ちが悪い感じたしたりして、傘をさしても歩きたくなる、 そんな感じを 私は何度も味わっています。 ぜひ、歩きやすい靴で外に出てみてはいかがでしょう? 結果、薬が減らせたり、止められたら、嬉しくないですか? では、以下樺沢先生のメッセージをご覧下さい(*^_^*) 運動をすれば全てが手に入る。昨日、運動の効果についての記事を書いたところ、280人もの方にシェアしていただき、たいへん大きな反響をいただきました。 「運動の効果」、重要なものを一つ書き忘れましたので、追加させていただきます。 運動すると、うつ病が予防される。 運動すると、うつ病が改善する。 運動すると、うつ病が再発しづらい。 運動は、うつ病に予防、治療、症状改善、再発防止の全てにおいて効果的であるということです。 数年前に、アメリカ精神医学会のうつ病治療のガイドラインに「運動療法」が正式に盛り込まれたということもあり、「うつ病の治療に、運動療法は効果的」ということは、広く認められているといっていいでしょう。 具体的な研究報告をまとめると #定期的に活発な身体活動を行わない者は、行う者に比べて1年後に抑うつ状態の者が 1.8 倍多い #身体活動が活発になった者でうつ症状の出現は減り、不活発になった者で抑うつ状態になりやすい #身体活動の多い者やスポーツをする者は、うつ病への罹患が 2~3 割低い #抗うつ剤の効かない患者に12週間にわたって運動させたたころ、うつ病の尺度が10.4ポイント改善した。 #運動療法単独と薬物療法単独の治療群での比較。 #最初の16週間において、運動グループ、投薬グループともに約50%が緩解した(運動療法は薬物療法と、ほぼ同等の効果がある)。 #6ヶ月間の治療後、症状が改善しなかった割合は、投薬グループの52%に対して、 運動グループでは30%にとどまった。(長期的な運動療法は薬物療法よりも効果が高い)。 #症状が緩解した患者の6ヶ月後の再発率は、運動グループでは、わずか8%、投薬グループでは38%にのぼった。(運動療法は再発予防に有効) など、うつ病の予防、治療、再発防止の全てに高い効果が見られています。 具体的な運動の内容としては、各研究でバラつきがありますが、週2~3回、30~60分間の有酸素運動。有酸素運動の内容、具体的にはウォーキング、またはランニングです。 わかりやすくまとめれば、週2~3回、60分のウォーキング(やや早足)をするのがいいと思われます。 「薬を飲まないでうつ病を治したい」という患者さんはたくさんいます。そうした患者さんに、「週2~3回、60分のウォーキングをするといいですよ」と指導しますが、実際に行動にうつす方、そしてそれを続けられる方はほとんどいません。 うつ病というのは、「何もしたくない」という意欲低下の症状が強いので、こうした運動を定期的に続けるというのは、非常に難しいわけです。 しかし、「薬も飲みたくない」「運動もしたくない」、でもうつ病は治したい。そんなうまい話があれば、日本で100万人もの人がうつ病で苦しんでいるはずがありません。 薬を飲まずにうつ病を治したいのなら、最低、週2~3回の運動くらいはやりましょう。病気を治すのは、そう簡単ではないのです。楽に治すのは不可能な話です。 一番いいのは、うつ病なんかにならないことです。 では、うつ病を予防するにはどうすればいいのか。 それまた、運動です。 週2~3回、60分のウォーキング。 これで、うつ病はかなり予防できるはずです。 運動は、「うつ病」にかぎらず、多くの病気の予防につながるのです。 追伸 共感した方は、シェアしていただけるとうれしいです。 以上、樺沢先生の【今日の癒しの言葉】280 運動すればうつ病予防になる、から掲載させて頂きました。 参考にして頂いて頂けたら嬉しいです。 ぜひ気持ちのいい今の季節から始めてみてはいかがでしょう? スポンサーサイト
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(2)はつらつと働くために 読売有料会員セミナー「生活習慣病としてのうつ病」 |
2013/04/25(Thu)
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4月29日(祝)に、小堀修先生のセミナー「うつと人間関係のための認知行動療法 ~~能動的な人間関係を目指して~~を開催致します。
ブログは、⇒こちらをご覧下さい。 ちらしは、⇒どうぞこちらをご覧下さい。 ![]() 鮮やかな若葉を通して見る日射しは、緑色でとても美しいです。 今日は、(1) 睡眠は心身のメンテナンス 有料会員セミナー 「生活習慣病としてのうつ病」に続いて(2)はつらつと働くために を お送りします。 今回の記事を読んで、睡眠の大切さを改めて感じます。 明日からの連休も、起床時間は大幅にいつもとずれないように工夫する事が大切なんですね。 ぜひ私も参考にしたいと思います。 はつらつと働くための7つの秘訣があります。 ・睡眠の基本的な目標は週50時間以上。50歳以上の方はもう少し緩やかでもいいですが、 40歳代までの方は、週50時間を切らないように。 ・平日の半ばに早めの就床日を設ける ・平日と休日の起床時刻差は2時間以内にとどめる。そうしないと月曜日がつらいです。 ・週3日以上の休肝日を。最近、うつだとか、いらいらするといったメンタルな症状が現れている人には、お酒を二日連続してのまないように言っています。その方がよく眠れます。 ・昼寝は15時前までに、20分~30分以内で ・適度の運動。歩くという基本的なことで結構です。 ・食事を三食取る。ある程度決まった時間に取った方が、メンタルヘルスにもいいです。 これは、5月病対策にもなるのではないでしょうか? (砂田) ちょっと例を挙げてみます。私の外来にこういう患者さんがやってきました。 まず渡辺賢さん(仮名)、29歳、銀行マン。「だるい、疲れる、食欲がない、ぼうっとする、いらいらする、集中力がない」。しかしいろいろ検査をしても異常がない。「いらいらしてすぐに怒鳴りたくなる。特に朝方がひどい。夕方から夜にかけては少し軽くなる。抗うつ薬をだしてほしい」と言って、診察中に突然泣き出しました。この方は大卒で現在の銀行に入り、もともとやり手。本店勤務が長く実家から通っていたが、4か月前に転勤になり、家から遠く、電車乗り換え2回を含む2時間弱の行程になったそうです。ここが大事な問題です。 この方の場合、ナポレオン幻想はないか、「短時間睡眠ができる銀行マンだ」という幻想はないか、尋ねます。平日に十分な睡眠がとれているか、確かめます。長い通勤時間が睡眠時間を圧迫していないか確かめます。平日の中ほどに早めの就床日は作れないか尋ねます。平日と休日の起床時間差が長すぎないか聞きます。 平日と休日の起床時間差とは何か? 例えば渡辺さんが平日会社がある時は6時半に起きなければならないが、休日は10時まで寝ている、とします。 人間の体内時計は、だいたい目が覚めてから17時間しないと眠れないようにできています。 10時まで寝ていた渡辺さんは、その17時間後、午前3時ごろまで眠くならないようになってしまっているんです。 それで月曜日に6時半に起きようと思ったら起きるのがつらい。前の日は10時まで寝ていたのに、きょうは6時半に起きなければならない、その時間差3時間半。これはインドから日本に帰ってくる時差に相当します。 週末はインドで生活していて、月曜日の朝、カルカッタ発成田行きの飛行機に乗って成田から直接会社に行く、そういう感じです。 日曜日と月曜日の時差3時間半が体にこたえる。だから月曜日が非常に憂鬱なんですね。 日曜日との起床時刻の差が大きくなればなるほど、月曜日の朝がつらくなります。時差ボケという側面があることを覚えておいていただきたいです。 次の方。坂本恵さん(仮名)(40)、放送局勤務。主訴は過喚起発作、つまり過呼吸です。発作は通常、帰宅途上の電車内で起こるが、もし本番収録中に起こったらどうしようという恐怖があります。仕事で大穴をあけたことはない。1か月前にトラブルがあって技術系職員と気まずくなっているストレス的な状況もあります。この方の背景としては、33歳で妊娠、2年育児休暇を取り、後半1年はご主人と一緒に海外に行っていた。35歳で職場復帰して、36歳で第2子を出産して育児休業を取り、また復職して2年。現在は事前収録番組を担当。 こういう都会で働くビジネスウーマンたちも、意外と男性と同じ過ちを犯しています。 ナポレオン幻想はないでしょうか? 平日に十分寝ていますか? ということをお尋ねします。家事もやって主婦でもあり、妻でもあって、なおかつ一所懸命働く、大変なことだと思います。だからこそ十分な睡眠が必要だと思います。そしてまた、収録日にベストにもってくるコンディショニングの意識も必要でしょう。 あと、平日・休日の起床時刻差は増えていないか、お酒は増えていないか、もお尋ねした方がよさそうです。 次に、田中実さん(仮名)(50)、新聞社勤務。主訴は、気持ちが落ち込む、だるい、疲れやすい、食欲がない、ぼうっとする、集中力がない。「うつ病だと思う、抗うつ薬をだしてくれ」と、いきなり来ました。こちらの話をさえぎって話すので、いらだっている感じです。一方で大きなため息をついたり、背中をどんと背もたれにもたれるなど、動作が荒い。「お酒はいかがなさってますか?」と聞くと、「毎日日本酒を2、3合飲んでいる」といいます。田中さんはもともと毎日お酒を飲むほうですが、このところ量が増えていると。会社で健康診断があって、肝機能が良くないと指摘されました。でも、肝臓のことを指摘されると機嫌が悪くなり「若い頃はもっと飲んでいた。飲むのも仕事だ」と言います。 田中さんの着眼点としては、酒飲み=豪傑という幻想がないだろうか? ということです。お酒好きな人の場合は、自己申告は常に過少申告です。毎日2,3合というのは、実はもっと多いかもしれません。 それから、食べてますか?と聞きます。食べないで飲むことは良くありません。朝食は取っているか? 平日と休日の起床時間の差は? チェックが必要です。 次の方は中村誠さん(仮名)(59)、退職者で、元お役人です。3か月前から抑うつ、意欲低下、食欲低下。外出も滞りがちで、昼間から酒を飲むことも多くなりました。市役所に40年勤めて昨年退職。退職当初は奥様と海外旅行に出かけたりしていたが、次第にあきてきた。 退職後、生活が単調になっていないか? 昼間からごろごろしていませんか? 1時間を超える昼寝をしていませんか? 適度な運動は? 三食取っていますか? 休肝日は設けていますか? こうしたことをチェックします。 (2013年4月2日 読売新聞より) 以上 ヨミドクター通信 第295号 2013.4.10 読売新聞の医療・介護・健康情報サイト「yomiDr.(ヨミドクター)」から記事をお借りしました。 では、お互いに夜更かし、朝寝坊に気をつけて、連休の方も、そうでない方も、 一年で一番快適なこの季節を 気持ち良く過ごしましょう(*^_^*) |
(1) 睡眠は心身のメンテナンス 有料会員セミナー 「生活習慣病としてのうつ病」より |
2013/04/22(Mon)
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4月29日(祝)に、小堀修先生のセミナー「うつと人間関係のための認知行動療法 ~~能動的な人間関係を目指して~~を開催致します。
ブログは、⇒こちらをご覧下さい。 ちらしは、⇒どうぞこちらをご覧下さい。 読売新聞 有料会員セミナー「病院へ行く前に~生活習慣病としてのうつ病」が読売新聞東京本社で開かれ、 井原裕・独協医大越谷病院こころの診療科教授が講演をなさいました。 井原教授は、うつのような症状が現れた場合でも、すぐに薬に頼るのではなく、まずは睡眠、運動、飲酒などの生活習慣に問題がないかのチェックが大切であることを、丁寧に解説なさいました。講演と質疑応答の内容を紹介します。 独協医大越谷病院 こころの診療科教授 井原裕(いはら・ひろし)さん 1962年、鎌倉生まれ。東北大学医学部卒業。自治医科大学大学院、ケンブリッジ大学大学院を修了。医学博士、PhD。順天堂大学准教授を経て、2008年1月より独協医科大学越谷病院こころの診療科教授。専門は、司法精神医学、精神病理・精神療法学、思春期精神医学で、その関連学会(司法精神医学会、うつ病学会、精神病理・精神療法学会等)の評議員を務める。著書に「精神科医島崎敏樹」(東信堂)、「激励禁忌神話の終焉」(日本評論社)、「精神鑑定の乱用」(金剛出版)、「思春期の精神科面接ライブ」(星和書店)など。 では、以下に内容を掲載致します。 どうぞぜひご覧ください。 うつ、不安、不眠、こだわり、こういうメンタルな症状があると、「精神科やメンタルクリニックを受診しましょう」、と一時期言われていました。それが間違っているとは申しません。 でも、残念ながら現状の精神科医、心療内科医の診療の仕事ぶりは、「じゃあ薬を出しておきます」となるだけです。そこを私は心配しています。 都市部の病院にいらっしゃる患者さんの多くは、病気というより、むしろ「悩める健康人」です。 薬は、病気の人に使えば病気を治すことができますが、「悩める健康人」をもっと健康にするものではありません。 薬は、飲めば飲むほどヘルシーになる、というものではないんです。 薬を必要としている患者さんに限定して意味がある。 必要としている患者さんでも、必要な量を越すとよろしくない。 必要でない薬まで飲んでしまうと、副作用が出てしまう。そのように、薬物療法は諸刃の剣で、効果と副作用があるものですから、それをわきまえるのが精神科医の仕事のはずなのです。 でも、現状ではなかなか十分に薬のマイナス面を認識できていないところもあります。 私の勤める独協医大越谷病院では外来にいろいろな患者さんが来ます。その多くの患者さんは「悩める健康人」です。「悩める健康人」の方に対しては、薬物療法の前に、むしろ、生活習慣を見直すことで、ヘルシーな生活を送っていただき、悩むべきことを上手に悩んでいただきましょう、そういうことを普段アドバイスさせていただいています。 生活習慣といえば、まず第一には、食事や運動、たばこ、お酒です。でも今日は、心の健康のために、もう一つの大切な生活習慣をここに加えていただきたい。それは何かといいますと、「睡眠」です。 睡眠に関しては、幻想が多すぎます、一般の人たちに信じられていることには嘘(うそ)が多すぎる。例えば、「ナポレオンは3時間しか寝なかった」。実際には「ナポレオン幻想」は根拠がない。ナポレオン三段論法とは、「1.ナポレオンは3時間しか寝なかった」「2.ナポレオンは英雄だ、おれも英雄になりたいよ」「3.だから3時間しか寝ないぞ」、ということですね。ところが、実際には、側近の回顧録等によると、ナポレオンはけっこう昼寝をしていたという説があります。会議中に寝ていたと。だから本当に3時間しか寝ていないわけではないんですね。ただ、いざ戦いとなったら、スタンバイOKで、3時間しか寝ないけれど十分に戦うことができたんだと思います。逆に言えば、普段は体調を整えていたから、いざという時に3時間睡眠で戦えたのだろうと思います。 これは私たち医者にも言えることで、医者こそがナポレオン幻想の虜(とりこ)になっている。私も病院で当直をしますので、夜中に患者さんが具合が悪くなったら1、2時間しか眠れない時もあります。でも、私たち医者の場合は、「もしかしたら明日の当直は全く眠れないかもしれないぞ」という覚悟をしなければいけないので、逆に言えば普段から体調を整えておいて、万が一、明日の夜の当直で急変して眠れなかったとしても、できるだけ次の日の仕事へ支障が少なくなるように、普段から体調を整える、そういう考え方をしておくべきだと思います。ナポレオンの例に戻りますと、毎日3時間睡眠で大丈夫ということではなくて、いざとなったら3時間睡眠になることもありえる、だからこそ、普段から十分眠ってコンディションを整えておくことが大切なのだと思います。 長時間睡眠は無能の証拠、と思っている人も大勢いますが、実際には、長時間睡眠を公言している著名人もいます。堀江貴文さん8時間、石原慎太郎さんも9時間くらい寝ると。アスリートは長く眠りますね、イチロー9時間、タイガー・ウッズ10時間といわれています。お相撲さんも激しい運動のあとたくさん眠ります、寝ている間に体が作られることをアスリートはよく知っているからです。眠るのはトレーニングの一環なんです。アインシュタインは10時間寝たと言われています。 睡眠幻想の3番目「睡眠は休息である」。これも間違いです。 医学的に見て睡眠は休息ではありません。心身のメンテナンスは夜間作業です。免疫力、治癒力は睡眠中に作られます。寝る子は育つ。これは内分泌学的な根拠があります。成長ホルモンは眠っている間に分泌が高まります。睡眠中に血や肉が作られ、睡眠中に甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、プロラクチンなどのホルモンの分泌が高まります。 これらのホルモンは、小さい物質を素材として大きい物質を作る、同化という作業をしています。つまり、人体という工場の中でモノを作る作業は、夜、行われているわけです。心身のメンテナンスは夜間作業です。女性の方はたぶんご存じだと思いますが、みなさんの美しさはいつできるのか。これは眠っている時ですね。ですから、朝目覚めて鏡を見た瞬間に、「きょうの私はきれいだわ」と思うかどうか、何が違うのかというと睡眠なんです。 睡眠幻想その4、「酒を飲むとよく眠れる」、これも間違いです。酒は睡眠の質を悪くします。睡眠にはいくつかの段階がありますが、大切なのは深い睡眠です。酒を飲むとこの深い睡眠が減ってしまいます。脳波を取ってみると実際には睡眠は浅いです。また、中途覚醒が多くなり、尿意を催して目が覚めてしまうこともあります。アルコールをたくさん飲んで23時ごろ寝ると、午前3時ごろにアルコールの血中濃度がストンと落ちるので、そこで目が覚めてもう眠れない、ということもあります。アルコールは睡眠の質をはなはだ悪くします。 (2013年4月1日 読売新聞掲載分) ヨミドクター通信 第293号 2013.4.3 読売新聞の医療・介護・健康情報サイト「yomiDr.(ヨミドクター)」より掲載致しました。 ご覧になっていかがでしたでしょうか? 特に以下の部分は理解しておいた方がいいと思いますので、重ねてお伝えしておきます。 薬は、飲めば飲むほどヘルシーになる、というものではないんです。 薬を必要としている患者さんに限定して意味がある。 必要としている患者さんでも、必要な量を越すとよろしくない。 必要でない薬まで飲んでしまうと、副作用が出てしまう。そのように、薬物療法は諸刃の剣で、効果と副作用があるものですから、それをわきまえるのが精神科医の仕事のはずなのです。 でも、現状ではなかなか十分に薬のマイナス面を認識できていないところもあります。 医師の中でも、薬のマイナス面を認識していない方もいらっしゃる事を、医療消費者である、私たちは理解しておいた方が良いと思います。 |
山梨県白州にて、自然が与える影響について感じたこと。 |
2013/04/17(Wed)
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4月29日(祝)に、小堀修先生のセミナー「うつと人間関係のための認知行動療法 ~~能動的な人間関係を目指して~~を開催致します。
ブログは、⇒こちらをご覧下さい。 ちらしは、⇒どうぞこちらをご覧下さい。 最後の方の文章を付け加えました。2014.04.18 ![]() やっとお散歩が楽しくなって来た杏里。7歳の時の写真です。 今、犬3匹を連れて 山梨県北斗市にある白州(はくしゅう)と言うところに来ています。 サントリーウィスキー「白州」の蒸留所がある事で有名な所です。 2番目の杏里9歳の体調が優れず、遠くの獣医さんに1か月に1度は、通って検査を受けていますが、 びっくりするほどの値だった数値も このまま良くなって行くかも、と嬉しくなるような値に変わって来ているのですが、突然に体調崩す事もあるのでまだ安心し過ぎない様に、と院長先生から釘をさされました。 出来の悪い子程、かわいい、と言うらしいですが、 本当に、つい最近までトイレも覚えられなかったので、大変な事もありましたが、 なんでも一生懸命なので、ほっておけない所があります。 このところずっと、お留守番や、家にいても、もうちょっと待ってね、と待たせてばかりいたので、 お世話になっている獣医さんより、少し犬たちと過ごすゆったりと過ごす時間をもちなさいね、と 勧めて頂いて、院長先生の大切になさっている別荘にお邪魔しています。 着いた途端、 杏里だけでなく、ほかの2匹も、家の周りをお散歩するのとは全然違う表情を見せてくれています。 芝生の公園に着くと、突然に走りだし、驚きました。 いつもは、仕方ないから今日もお散歩するかな、みたいな感じでゆっくりゆっくり歩くのですが、 ここに着いたら、尻尾を振り振り、勢い良く歩く姿に、いつもの姿は一体なんなの?と つい聞きたくなってしまった程です。 犬たちだって、楽しみたい!と思っているのですよね。 私たちも、その犬たちを見て嬉しくなり、リラックス出来ました。 私たちも 日頃そんなに時間ばかりに追われているとは思っていなかったのですが、 白州に来て、テレビも、ラジオも、時計すらない1日を送ってみたところ、 体から力が抜けて だるく感じられたので、あらこんな気持ちのいい所にやって来て体調崩すなんて、と 残念に思ったのですが、 よく考えてみると、 先月の片桐航先生の「うつに打ち勝つ自然療法」Part3のセミナーで、 交感神経と、副交感神経の話を伺いましたが、 いつも時間や、期日に追われて、緊張が続いた状態だったので、 こちらに来て、体から余計な力が抜けて、ほーっと深い息が吸えた感じ、それをだるく感じたからなんでしょう。 一日中、そんな体の力が抜けたような時間を過ごしましたが、 今日からは、そんなだるさも取れて、春の日射しの中 清泉寮へ、 美味しくて有名な、ソフトクリームを目指して行って来ました。 自然の中で過ごす事がこんなに気持ちのいいものだったとは。 自然の中を歩く事など、最近殆どありませんでしたが、土の上の感触は、犬でなくても 心地よく 長く歩いても疲れませんでした。 杏里の病気のお陰で、 家族揃って、いい時間を過ごす事が出来ました。 杏里にも、いい空気を一杯吸って、日射しをたくさん浴びて、 少しでも健康になって貰いたいと思います。 このままお留守番ばかりさせていた杏里がいなくなってしまったら、 どんなに後悔することだったでしょう。 院長先生の、心がこもったアドバイスに、救われました。 杏里との楽しい思い出が、また一つ増えました。 八重桜が満開になり、木々の先には可愛らしい、そしてパワー一杯の新芽が付きだしました。 遠くまで脚を延さなくとも、自然の恩恵を受け取る事はできますので、 ぜひ自然の懐に抱かれてみて下さい。 きっと気分が穏やかになり、体調が整うのを感じる事ができると思います。 八重桜が満開になり、木々の先には可愛らしい、そしてパワー一杯の新芽が付きだしました。 遠くまで脚を延さなくとも、自然の恩恵を受け取る事はできますので、 ぜひ自然の懐に抱かれてみて下さい。 きっと気分が穏やかになり、体調が整うのを感じる事ができると思います。 |
4月29日(祝)開催の小堀修先生のセミナー「うつと人間関係のための認知行動療法」能動的な人間関係を目指して、のテキストが出来上がってきました!! |
2013/04/10(Wed)
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![]() 東京広尾の有栖川公園の八重桜です。 じっと息を飲んでしまう程きれいです。 大分暖かくなって来たので、気分転換に駅まで30分歩いて、お気に入りのカフェでパソコンに向かっています。 冷たい夜風も、気持良く感じられます。やっと春になったのですね。 そして、場所を変えると、自然とやろう!と意識が変わります。 小堀修先生には、2009年の2月に放送されたNHKスペシャルうつ病治療 常識が変わるで お目にかかったのがきっかけでそれ以来、年に2回講師に来て頂いていますが、今回でもう9回目になるでしょうか? その小堀先生には、今回初めて人間関係についてお話して頂きます。 前回のセミナーのお話を伺っていて、小堀先生にぜひ人間関係についてやって頂きたいと思っていたので、 リクエストさせて頂こうと思っていたところ、 小堀先生から、次回は人間関係についてセミナーをやってみようと思います、と ご連絡頂いた時には、びっくりしました。 以心伝心、とはこのことでしょうか。 嬉しかったです。 私自身のうつのきっかけは、父を介護している時の異母兄弟とその家族との人間関係が関係していると思います。 それからは、だいぶ長い間、人と合うのがとても恐かったのを覚えています。 私も、今回の小堀先生の人間関係のセミナーで苦手意識を克服したいと思っています。 主催者の特権として、テキストの中身を拝見してみました。 今回の小堀先生のテキストは、なんだか大人っぽくて一段と洗練された感じです。 イラストもふんだんで、これなら楽しく学べそうです。 最初に目についたのは、 ・自分にダメ出しをしがちではないですか? ・聞けない、断れない、頼めない、そんな事はありませんか? ・ご自分が気にしていることを、相手も気にしていると思ってしまう事はありませんか? そんなお悩みを解決するためにはどうしたらいいか? 実際にワークもしながら体験してみる時間も設けられています。 座学だけでは、身に付かないものですものね。 ダメ出しをしないで、自分を支える練習、これは、私もぜひ身につけたいものです。 またトラブル別対応マニュアルも用意されています。 その中から、いくつかピックアップしてみると、 ・期待に応えようと頑張り過ぎてしまう時にはどうしたらいいでしょう? ・つまらないケンカをしてしまったら、どうしたらいいでしょう? など。 また前回のセミナーに参加なさった方は覚えていらっしゃると思いますが、 今回も、ご家族のお悩みについても、解決策を教えて頂きます。 その中で知っておいた方がいい、と私が感じたのは、 ・ご本人が、昼夜逆転してしまっている場合の家族の対応法は? ・引きこもって部屋から出てこない、家から出ない場合、家族はどう対応したらいいでしょう? ・そして、家族が気をつけることは、どんなことでしょう? そして後半は、うつご本人や、人間関係が不得手の方は、どうしても関係自体が受け身になりやすいですが、自分からスタートする人間関係を作って行くにはどうしたらいいでしょう? ・疲れなんて、気の持ちようでどうにかなるんだよ、と言われたら、どう返しますか? ・趣味を再開出来たなら、もううつ病ではないんじゃない?と言われたらどう答えますか? 更には、応用行動分析を学んで使ってみましょう! ・長年たばこを止められないのはどうして? ・話の長いセールスマンの電話を切り上げるには? ・夫に家事を手伝って貰うには? などの具体例をあげて、望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らすようになるにはどうしたらいいかを知りましょう。 そして、自分の行動だけでなく、家族や他人の行動も望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らすためにはどうしたらいいか?を学びます。 以上は、今回の小堀先生から送られて来たテキストのごく一部です。 人間関係が、その日一日の気分を左右すると言っても言い過ぎではないと思います。 今回の小堀先生のセミナーで、ぜひその悩みを解消し、より良い人間関係を築きませんか。 それがご本人のうつの回復へと繋がります。 小堀先生からのメッセージは、⇒こちらをご覧ください。 「うつと人間関係のための 認知行動療法!」能動的な人間関係を目指して 〔日時〕 4月29日(祝日) 14:00~17:00 (受付開始 13:30~) 〔場所〕 アカデミー湯島 (東京都文京区湯島2-28-14) 〔対象〕 うつのご家族、ご本人、サポーターの方 〔講師〕 小堀 修先生 千葉大学 社会精神保健教育研究センター 特任講師 〔定員〕 先着30名様 定員になり次第締め切りとさせていただきます。 〔参加費〕 お一人 3,500円 お二人以上でお申し込みの場合 お一人 2,500円となります。 〔お申し込み〕 次の7つの必要事項をお書きの上 1 お名前 2 年齢 3 住所 4 メールアドレス 5 電話番号とFax番号 6 参加人数 7 ご本人、ご家族、サポーターのどちらですか? メール info@utsu-minato.net 又は Fax 045-571-3258 宛へ 4月 26日(金曜日)までにお申し込み下さい。 ※ 後ほどお振込先をこちらからご連絡を差し上げます。 ※ お振込後、正式なお申し込み完了とさせて頂きます。 今回のセミナーは、日曜日ではなく、昭和の日の祝日です。 ゴールデンウィーク中になりますので、ご予定をどうぞ調整してぜひご参加下さい。 遠方の方には、案内を送って貰っても、いつも都内での開催なので、遠くて行かれないわ、東京以外でも開催して欲しいと、リクエストを頂いたりしておりますが、今回は連休中なので、都内へも脚を延ばせる方もいらっしゃるのではないでしょうか? どうぞ今から連休中の予定に、小堀先生のセミナーを組み込んでみてはいかがでしょう? 小堀先生のセミナーはいつも好評で、早くからお申し込みを頂いておりますが、 今回も、ブログで告知を始めた途端にお申し込みを頂戴しています。 それだけ人間関係に悩んでいらっしゃる方が多いのだと思います。 判りやすい小堀先生のセミナーに参加なさって、人間関係をより良いものにし、ぜひ日々胸につかえている物を 取り除いて頂きたいと思います。 |
3月31日、うつに打ち勝つ自然療法 part3が開かれました。 |
2013/04/04(Thu)
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4月29日(祝)には、小堀修先生の 「うつと人間関係のための認知行動療法」が開催予定です。
詳しくは、⇒こちらのちらしをご覧下さい。 ![]() 会場近くの桜並木では、さくら祭りが開かれていました。 あいにくのお天気にもかかわらず、満開の桜がずっと遠くまで続いていました。 ![]() ブラスバンドも登場! かなりの迫力です。 聴いていたかったのですが、開場時刻が迫っているので、写真を撮って終わりにしました。 3月31日、片桐航先生の「うつに打ち勝つ自然療法」part3のセミナーが行われました。 朝から、冬物のコートでないと寒い程の寒さでしたが、 当日キャンセルもなく、皆さんにご参加頂きました。 パキシルを減薬中の方がいらして、このところの寒暖の差も影響あったのでしょうか、 体調が悪くなられて 途中でお帰りになられたのですが、その後体調はいかがでしょうか? 心配しております。 多くの方が、薬を減らす過程がきつい、とおっしゃいます。 私も、頭が割れる程の頭痛が続きましたが、どうにかそれを超えたところ、 一番辛かった、飲み物を飲む時に、手が震えてしまい口まで運べず、 口をグラスに持って行かないと 飲めない状態が、薬を止められたとほとんど同時に なくなり、本当に嬉しくなったのを覚えています。 外で友人と食事をしている時に、あの震えが出てしまうと、 グラスの飲み物をこぼさずに、口に持って行く事ができず、大変恥ずかしい思いを何度もしました。 減薬の途中は、大変辛い事が起こると思いますが、 それほど強い薬を、ずっと飲み続ける事は、どう考えても体にとっていい事だとは考えにくいです。 医師と相談しながら、 せっかくなさっている減薬が、進みめられるように頑張って下さい。 気の毒なのですが、こればかりは、代わってさしあげられないのです。 今回、片桐航先生のお話は、皆さんがとても熱心に聞いて下さったのが伝わって来たと言う事で、 いつもにも増して 熱が入り、予定の時間を超過しての熱いお話でした。 交感神経と副交感神経、 家族が出来ること、出来ない事、 食事について、 永平寺でも行われていると言うヴィパッサナー瞑想 うつの人に見受けられる共通点 うつには、人間対人間の対話が何よりも大切、 セルフケアの一つとして、レメディを活用してみる。 自然療法でうつが良くなった方の例、など お話は多岐にわたりました。 特に、今回の交換神経と、副交感神経のお話は、なかなか聴くことがない話でした。 そして、これを知っておくと、身体のためにしてはいけない事を、せずにすむと思いました。 ![]() このイラストからも判る様に、 健康な状態だと、交感神経と副交感神経は、バランス良く波が描かれる様に出ているものなのだそうです。 そして、賢いことに、身体は緊張状態が続くと、それを止めて中立に持って行こうと働くそうです。 交感神経が働いている時は、戦闘モードになっているので、脳の働きは活発になり、緊張している状態です。 また、副交感神経が働いている時には、休憩モードになっているので、 眠い、だるい、やる気が出ない、内面を見つめている状態なので、痛み、かゆみ、不安がより感じられるようになります。 この状態は、うつの状態と紙一重の状態だと伺いました。 なるほど、確かにそうですね。 学生時代に、試験があると3日間程、栄養ドリンクと言われているものを 飲むと眠くならず、徹夜ができるので、試験中はこれを飲んで過ごした事が良くありました。 ![]() 3日間飲み続けると、 顔色が青白くなり、学生でも肌ががさがさになり、 飲まなくなると、体が重たくて仕方ないと感じる程にドッと疲れが出て何もしたくない、気持ちになりました。 このリバウンドがあまりにも、気分悪いので、 社会人になってからは、栄養ドリンク剤を飲んだ事はありません。 栄養ドリンク剤は、栄養と称される物よりも、戦闘モードにするための交感神経を刺激する物が 入っているので、寝むさ、だるさが取れて、徹夜が続けられるのだと判りました。 このように交感神経を刺激し続けたら、どうなるのか? つまり、頑張り続けたらどうなるのか?と言う事ですが、 頑張り続けられない時がやって来て、ダウンする、もしくは体調を崩してしまうと言う事になる訳です。 うつの人は、頑張り続け過ぎてしまい、副交感神経の働きが鈍くなってしまっている状態です。 たとえば、10年交感神経が働き続け戦闘モードで頑張って来た人は、 健康な交感神経と副交感神経の働きに戻るのには、同じ10年をかけて戻るのだそうですが、 あまりにも長い期間を、5年や、7年に短くする手伝いをするのが自然療法だと伺いました。 そして、抗精神薬は脳の働き事態を抑えるので、 交感神経、副交感神経の両方共が、働かなくなるようになってしまうようです。 夫が、うつの時には 喜怒哀楽の表現が乏しくなり、いつもボーっとしていて、 話をしていても、答えがワンテンポもツーテンポも遅れていたのは、この影響だったのでしょう。 確かに薬を飲まなくなってしばらくして、体が動くようになりアルバイトも始めた頃から、 表情は目に見えて、うつになる前の人間らしい表情に戻ったのを記憶しています。 多くの人が、頑張っている自分が好きではないでしょうか? 頑張っていないと、ダメな自分になってしまったようで、 自分にムチ打ったり、ドリンク剤を飲んで頑張ってみたりするのではないでしょうか? ただ人間の体は、やはりロボットではないので、 頑張り続けるのにも、限度があると言う事を知っておかないと、 後で大きな損失をこうむる事になってしまうのですね。 |
今日4月3日7時半~のNHKクローズアップ現代は、「凛とした最期を迎えるためにできることとは?」です。 |
2013/04/03(Wed)
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今、ブログを書いているところなのですが、
今日7時半からのNHKクローズアップ現代では、 「凛(りん)とした最期を迎えるためにできることとは?」と言うタイトルで、 自分らしい生き方を守りながら最期を迎えるには、どうしたらいいか?と言う 内容だと知り、皆さんにお知らせを先にしたいと、メルマガをお送りしたところです。 メルマガ「生きる目的は、幸せを体験する事」に登録して下さっている皆様へ、 そして 新しくこのメルマガに登録して下さった皆様へ、 うつの家族の会 みなとの砂田くにえです。 やっと関東地方では雨が止んで来ましたが、今日も寒いですね。 関東地方の桜の花も、この冷たい雨で花びらを落としてしまったことでしょう。 今年の桜を、充分に楽しめましたか? そして、これから桜が咲き出す寒い地方にお住まいの皆さんは、 きっと開花を待ち焦がれていらっしゃる事でしょう。 どうぞ堪能なさって下さいね(*^_^*) 詳しくは、 ⇒こちらのメルマガをご覧下さい。 また、登録の解除はいつでもできますので、メルマガにご登録頂けたら嬉しいです。 ⇒こちらからご登録お願い致します。 |