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芹香病院から「磁気刺激治療」のお知らせです。
2009/06/15(Mon)
時々ご家族の方にお話する機会を頂戴している芹香病院 医長 中村 元昭先生から
お知らせを頂いたので 皆様へご報告差し上げます。

以下 中村先生からのメッセージです。

前半略

当院のストレスケア病棟では今年の2月より、磁気刺激を用いた治療研究が開始
となり既に15名程度のかたが臨床研究に参加されました。

皆さん、薬物治療だけでは治りきらずに社会適応が低下してしまっている方々で
すが、薬物療法に磁気刺激治療を加えることで、我々が予想していた以上の効果
を上げております。
もちろん、治療効果が不十分であった方も1-2割いらっしゃいますが、
大変からだにやさしい治療なので副作用などで困ることがなく、気軽に受けられる治療
だと考えています。

薬物治療だけで治りきらずにうつが長引いているかたのご家族がいらしたら
選択肢の1つとして磁気刺激治療のことをお伝え頂ければ幸いです。
また、当院ストレスケア病棟のウェブサイトも更新しましたので、ご覧下さい。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

以下に お送り頂いたリーフレットの内容を貼っておきます。

概要

「反復性はんぷくせい 経けい頭蓋とうがい 磁気じき刺激法しげきほう」(以下 rTMS)

􀂗 図のような8の字型のコイルに電流を流すと周囲に磁界が発生し、その作用で脳の一定の部位に微弱な電流が生じます。それにより脳の神経細胞を刺激して機能を調整します。

􀂗 rTMS刺激装置は神経の検査機器として承認を受けていますが、パーキンソン病や脳梗塞などの患者さんの治療にも研究的に応用されています。

􀂗 精神科領域では、前頭葉と呼ばれる大脳の前方部を刺激することにより、
うつ状態を改善する効果があると言われています。

􀂗 安全で副作用の少ない治療法として現在世界中で研究されており、カナダやアメリカなどでは
既にうつ病に対する治療法として保険適用の対象となっておりますが、
日本ではまだ保険適用は承認されておりません。


対象
(1) 気分障害(うつ病、躁うつ病)によるうつ状態で、薬物療法の効果が不十分である場合。
(2) 脳血管性うつ病(小さな脳梗塞による前頭葉機能低下)によるうつ状態。
方法

􀂗 rTMSセッションは、ストレスケア病棟(A2病棟)内の磁気刺激治療研究室において、
訓練を受けた医師によって行われます。

􀂗 より精度の高い刺激を行うために、超音波と頭部MRIを組み合わせた「ナビゲーションシステム」を用いて、刺激する脳部位を正確に定めながらrTMSを行います。

􀂗 1回のrTMSセッションにかかる時間は30分前後で、週に5セッションを行い、
計10回のrTMSセッションで1研究クールが終了します。

􀂗 rTMSをうけるには、芹香病院に2週間程度入院して頂く必要がありますが、
臨床研究入院の費用と頭部MRIの検査費用は研究費で負担されます。

• rTMSの臨床研究に興味をもたれた方は、担当医師にご相談の上、
当院の「ストレスケア担当者」までお電話下さい。
当院の「ストレスケア専門外来」にて詳細をご説明いたします。

• 本臨床研究への参加をご希望されても、臨床研究の対象者に該当しない場合や
rTMSによるリスクが予見される場合には、臨床研究への参加をお断りさせていただく可能性も
ありますので、あらかじめご了承ください。

• 臨床研究への参加は患者さんの自由な意志に任されており、
決して強要されるものではありません。
たとえ臨床研究に参加しなくても、また途中でお辞めになっても
診療上の不利益は一切ありませんのでご安心下さい。

お問合せはこちらへお願い致します。

神奈川県立精神医療センター芹きん香こう病院
(電話:045-822-0241)
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